
滋賀県は、日本茶の発祥の地だといわれています。
しかし、この事実はあまり知られておらず、宇治茶の知名度に隠れてしまっています。
さらに、ペットボトル茶の普及により、
伝統的な日本茶を飲む人やお茶農家の数も減少しているのが現状です。
そこで、ハニー珈琲と立命館大学食マネジメント学部の学生7人と教員2人からなるRits Honeyプロジェクトチームは、
「近江のお茶」の普及を通じて、滋賀県とお茶農家への支援を目指し、お茶のパウチ開発を進めました。
お茶の味わいへのこだわりはもちろん、
パウチの利便性を取り入れて、「飲みやすい近江のお茶」をコンセプトにしています。
この製品を国スポ・障スポの参加者に配布し、
より多くの人に近江のお茶の魅力を知ってもらうことを願っています。


「近江のお茶」は、お茶農家の藤村さん、近江茶丸吉の吉永さんからご提供をいただいた茶葉を用いて開発されました。
ほうじ茶の深いコクと秋柳のさっぱりとした風味が特徴です。滋賀県の豊かな水源である琵琶湖のみずみずしさと、国スポ・障スポが開催される暑い時期にぴったりの清涼感が味わえます。この「近江のお茶」で、「琵琶湖の涼を一滴のしずくまで」ご堪能ください。

「近江のお茶」は、ハニー珈琲の独自技術を用いて、お茶のエキスをパウチ化した製品です。エキス化されたお茶は、お水や牛乳などでお好みの濃さに調整して楽しめます。また、小型のパウチは、1つ1つが軽量で持ち運びに便利なため、場所を問わず好きなタイミングで手軽に飲むことが可能です。
私たちのおすすめは、冷たい水で割る飲み方です。温かいお茶も風味豊かで美味しいですが、冷やすことで爽やかさが際立ち、国スポ・障スポが開催される暑い時期にぴったりな飲み物になります。

商品の概要
原料原産地 | 滋賀県 |
---|---|
内容量 | 20ml |
賞味期限 | 製造後12ヶ月(2026年7月) |
保存方法 | 高温多湿、直射日光を避けてください。 |
使用方法 | 高濃度エキスのため、希釈してお楽しみください。 基本はお茶エキス1に対して水(お湯)またはミルク7。 アイスまたはホットでお楽しみください。 |


はじめに

この取り組みは、「同じ滋賀で活動するハニー珈琲と立命館大学食マネジメント学部の学生が、滋賀に貢献したい」、「滋賀のお茶の美味しさをもっと多くの人に知ってもらいたい」という思いから始まりました。
滋賀のお茶は、宇治茶に比べて知名度が低く、多くが宇治茶として消費されているのが現状です。しかし、滋賀県は恵まれた気候と長い歴史を持つお茶の名産地です。
私たちは、滋賀で生産されたお茶は滋賀のお茶だと認識されるよう、国スポ・障スポを通じてその魅力を広く発信していきたいと考えています。

共同開発で完成した
こだわりの近江の茶

ハニー珈琲滋賀工場にて、数種類の茶葉を飲み比べながら、製品の味を決定しました。
開発にあたっては、香り、味、後味の違いを細かく確認しながら、複数の茶葉をブレンドしています。また、その配合比率を微調整したり、冷水やお湯で濾したりするなど、さまざまな方法を試しながら検討を重ねました。
「近江のお茶」を多くの人に知ってもらうため、メンバーで試行錯誤を重ねてこだわり抜いた製品がついに完成しました!

滋賀の魅力を詰め込んだ
デザインの完成!

私たちは、パッケージのデザインを、国スポ・障スポ開催時の天気、滋賀県らしさの2つをポイントにしました。まず、国スポ・障スポ開催の時期は9月で、暑さが予想されます。そのため、水々しく爽やかな印象を与える青・白・緑を基調とした色を選びました。さらに、滋賀県らしさを表現するため、琵琶湖の形を取り入れ、中央に急須を配置しました。これは、滋賀県の豊かな水源である琵琶湖の恵みと水々しさを表現しています。

製造を開始!
完成された製品を見て

ハニー珈琲滋賀工場で、生産の現場を見学しに行きました。無菌空間で製品液を充填する「アセプティック充填」により、加熱に伴う風味の劣化を最小限に抑えることができるのだそう。製品液の温度に合わせフィルムの圧着温度を微調整するなど繊細な工程を踏みながらも、1時間に18,000個の製造が可能とのことで驚きです。
自分たちの製品が機械で大量に生産されているのをみて、多くの人に製品を手に取ってもらうのだということを実感し、改めて責任を自覚しました。また、最終的に形となった製品を手に取ったときの感動は言葉では言い表せないものでした。



担当 岡田 侑士
(Rits Honeyプロジェクトチーム学生代表)
私たちRits Honeyプロジェクトチームは立命館大学食マネジメント学部の3回生7名、教員2名からなるチームです。この度、ハニー珈琲様とコラボして「近江のお茶」を開発しました。私たち日本人の生活に欠かせない飲み物がお茶です。今回の製品開発を通じて、身近なお茶の多様性や奥深さを改めて感じることができました。国スポ・障スポに来場される皆様にも、この「近江のお茶」を通じて滋賀のお茶の魅力を発見してほしいと思っています。

担当 張本 英里
(Rits Honeyプロジェクトチーム教員代表)
Rits Honeyの多くのメンバーは、初めての製品開発への挑戦でした。ハニー珈琲様、農家様をはじめとする関係者様の想いとご助言を賜りながら、真摯に取り組んで「近江のお茶」が完成しました。このプロジェクトを通じて、滋賀県は美味しいお茶の産地であるということを皆さんに知ってもらい、そうした滋賀県の魅力を広く発信することで、地域に貢献できればと願っております。

服部・橋本・ジフ・中根・中西・岡田・スンギュ(学生)
張本・高田(教員)
学部の紹介
立命館大学食マネジメント学部は、滋賀県の「びわこ・くさつキャンパス(BKC)」にあり、「食」をマネジメント・カルチャー・テクノロジーの3領域から総合的に学ぶことによって、食に関する深い知見を培い、高度なマネジメント能力と実践的な行動力を備え、私たちが直面する様々な食をめぐる課題の解決に寄与できる人材の育成を取り組んでいます。
〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1
立命館大学食マネジメント学部 担当教員:張本英里


担当 中嶋 健太
(取締役経営管理部長 兼 工場長)
ハニー珈琲(株)は2025年に新しいアセプティックパウチタイプの高濃度エキス製品を開発しました。
コーヒーエキスを約50年間主な事業としてきましたが、滋賀県に移転した2016年から本格的に紅茶エキスの製造もスタートしました。
滋賀県はお茶の発祥の地でありながら、あまり知られていないことが現状です。
そこで立命館大学のみなさまと、お茶について良いことも悪いことも今の現状を深く知り、新しいお茶の製品開発をスタートしました。
「お茶の発祥の地である滋賀県から新しい飲み方を全国、海外へ発信していきたい」と考えております。

ハニー珈琲株式会社の紹介
1976年の創業以来ハニー珈琲は半世紀にわたり、コーヒーと抽出と品質に向き合い
独自の抽出技術により、最高品質の高濃度エキスを製造する企業の1社になりました。
今ではOEM製造に特化した唯一無二の企業になり全国の飲料・乳飲料・アイスクリーム、ベーカリー、コンビニ、カフェチェーンなどの幅広い製品原料に使用されております。
近年では紅茶エキス・茶エキス・抹茶エキスなどにも力を入れております。
2025年に開始したアセプティックパウチタイプの製品は、海外からの依頼も多く、今後は国内だけでなく海外への販売にも力を入れていきます。
新しい市場を作り、私たちしかできない技術を国内だけでなく、世界の皆さまへ届けていきたいという想いです。
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1丁目4番1号 阪急千里中央ビル8F
TEL : 06-6832-8571